アスクル/埼玉県三芳町の大型物流倉庫再整備へ/東急不SPCが解体・建設推進

 アスクルは、2月に大規模火災が発生して休止中の大型物流施設「アスクル ロジパーク首都圏」(埼玉県三芳町)の再整備に乗りだす。東急不動産が出資する特定目的会社(SPC)に土地・建物を譲渡した上で、SPCが全棟解体した敷地に新たな物流施設を建設し、完成後にアスクルが賃借する。計画の詳細は今後詰めるが、2年半後をめどに新施設の稼働を開始したい考えだ。
 休止中の物流施設の再整備に当たり、アスクルは大きな損傷を受けた施設を修繕して再稼働させた場合、将来の瑕疵(かし)発生のリスクがあることから、建て替えの方向で検討。今回の東急不の提案では、最新の防災設備の導入など、より安全・安心な物流施設を建設できるほか、アセットマネジメントの観点からもロジスティクス事業の最適化が図れると判断した。福岡市内でアスクルが所有・運用する物流施設(敷地約2・5ヘクタール、延べ床面積約5・5万平方メートル)を含めて東急不側に譲渡することを決めた。
 ロジパーク首都圏の所在地は三芳町上富1163(敷地面積5万5062平方メートル)。関越自動車道の所沢インターチェンジに近接するなど、交通利便性に優れる。
 建物規模はRC・S造3階建て延べ7万2126平方メートル。13年7月に開所した時点の総投資額は202億円(土地47億円、建物113億円、設備投資40億円、備品等2億円)。施工は前田建設が担当した。
 東急不のSPCには20日に現状有姿で物件を引き渡す。譲渡額は98億円。12月上旬にも既存施設の解体や新施設の建設計画などに関する住民説明会を開く予定。
 東急不の関係者は「詳細計画は今後詰めるが、事業期間は設計や開発許可手続き、工事で2年程度を見込む。最新の防災設備のほか、トラックの待機スペースの確保など、関係先から意見などを聞きながら新たな物流施設の再整備を進めていく」と話している。

(日刊建設工業新聞様より引用)