サラリーマン家主のサークルに300人


物件見学会の実績は500棟以上

医者や商社勤務などのサラリーマン家主らがメンバーの東京マンションオーナーズ(以下、TMO)が1日時点で会員数300人を突破した。

TMOは2009年3月、定年後の不労所得を目指し、目先の利回りに捉われずに資産家になることを目的として5人のメンバーが立ち上げた。毎週日曜日に勉強会を開いているほか、購入を検討する収益物件を複数人で実際に見に行くなどの活動を行っており、これまで500棟以上を見学してきた。一人で家主を始めたサラリーマンらが気軽に相談でき、会費を払って学ぶよりも有益な知識を得られる場としてSNSや口コミで評判となったことが会員数の増加につながった。

依田泰典代表の元には毎月10社から30件ほどの物件情報が寄せられ、将来的に人の流動性があると予想される立地、適正な値段かどうかなどから、家主経営に失敗しにくい物件と依田代表が判断したものを所属メンバーに紹介している。

TMOが推奨するのは、新築・築浅の区分マンションを複数保有することだ。人口減少が危惧される中、耐震基準がさらに厳しくなった09年以降に建築されたマンションであればそれ以前のものほど価格が下落しないと予想するからだ。
個人年金をつくる目的で、投資物件の購入を検討する大手IT企業勤務の細川正太さんは「一般的な不動産会社のセミナーでは本当に良い物件を売ってもらえないかもしれないが、TMOなら安心して相談できる」と参加の理由を話した。

14年から家主業を始め、5戸を保有する秋山祐明副代表は、「本当に良い物件は100件見て1件の掘り出し物を見つけるのがやっとというくらい難しいが、ノウハウを知っているメンバーが情報提供をし合うのでお互いに心強い」と語る。

依田代表は「営業マンに言われるがまま買わされ、こんなはずではなかったと悩むサラリーマン家主を少しでも救いたいという思いから立ち上げた。今後もマンション経営中のさまざまな困難を共に乗り越えられるようにしていきたい」と話した。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)