三和HD・高山靖司社長が就任会見/多品種化とグローバル展開軸に計画達成めざす

 4月1日付で就任した三和ホールディングス(HD)の高山靖司社長が10日、東京都板橋区の三和シヤッター工業本社で記者会見し、「多品種化とグローバル展開を軸に業績を確保し、計画を達成したい」と抱負を語った。
 高山社長は足元の事業環境について「16年度は想定以上に苦戦を強いられた印象だ。海外は比較的順調だが、国内は厳しい状況にある」と述べ、「16年度に始動した第2次3カ年計画の目標を達成するため、事業を巡航速度に戻したい」と意欲を見せた。
 同社の16年度の4~12月期決算によると、売上高は前年同期比2・5%減の1219億33百万円。国内事業での非住宅向け商品の伸び悩みが主な減収要因としているが、高山社長は「商品の多品種化を進め、需要を着実に開拓していく。場合によってはM&A(企業合併・買収)も考えられる」との考えを示した。
 海外事業では、「アジアの事業会社を健全な経営状況に戻し、事業基盤をしっかりさせる必要がある」と指摘。その上で、「中国や東南アジア圏にある事業会社間の連携を強化し、商品や人材のローカル化を進めていきたい」と方針を語った。
 建設業界は職人の減少や高齢化が問題となっており、「人材は計画的に補強しているが、確保するには厳しい状況」との見方を示した。その上で「防火シャッター・ドアの点検義務が6月に法制化されたこともあり、点検員の確保・育成は急務だ。待遇面や研修制度を見直し、魅力ある会社づくりに注力していく」と話した。

(日刊建設工業新聞様より引用)