三機工業ら2社/冷媒配管工法をバージョンアップ/新型継ぎ手でさらに施工性向上

 三機工業は28日、継ぎ手の製造・販売などを手掛ける光陽産業(東京都品川区、大山健二郎社長)と共同開発した「アルミニウム冷媒配管工法」をバージョンアップしたと発表した。14年に実用化した冷媒配管工事の省力化工法で使用していた継ぎ手部品を改良。継ぎ手本体とナット、インサートを一体化して現場での手間を省いた。銅配管を無溶接で接続する従来工法と比較し、25%の施工時間短縮が図れるという。
 三機工業は、14年12月にアルミ配管とメカニカル継ぎ手をハンディ型の専用工具で接合するアルミニウム冷媒配管工法を開発。溶接などを使用しない火なし工法に比べて約20%の施工時間を短縮した。同工法で使用する海外製のメカニカル継ぎ手は、ナットなど複数の部品と継ぎ手本体が分かれ、現場で一つずつ組み合わせるなど、手間が掛かることからさらなる改良が望まれていた。
 両社が共同開発した新型のメカニカル継ぎ手は全ての部品と継ぎ手本体と一体化し、現場での面倒な作業を省略した。ナット内部に固体潤滑剤を塗布したことで、継ぎ手本体にナットを圧入する荷重を低減させ施工性も高めた。接合は従来のアルミニウム冷媒配管工法と同様に専用工具を使用する。
 従来の継ぎ手は鋳鉄・真鍮製だったが、今回は全てアルミ製に変更。配管と継ぎ手の異種金属接触がなくなり、施工品質や使用時の信頼性も向上した。
 新型継ぎ手の採用により、海外製のメカニカル継ぎ手を使用する工法に比べて約5%、火なし工法に比べて約25%の施工時間の短縮を実現した。三機工業の事務所ビルで3件、光陽産業の工場で1件の施工実績がある。
 同社は、東京都江東区の国際展示場で30日まで開催している「スマート空調衛生システム展」で、新継ぎ手を使用したアルミニウム冷媒配管工法を展示し、来場者にアピールしている。今後は全国のリニューアル工事を中心に、各施工現場で順次展開していく考えだ。

(様より引用)