三菱電機/新衛星生産棟建設(神奈川県鎌倉市)/竹中工務店JVで18年5月着工へ

 ◇竹中JVで18年5月着工めざす
 三菱電機は、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市上町屋325)内に人工衛星の組み立てから試験までを行う「新衛星生産棟」を建設する。投資額は約110億円。設計予定者は三菱地所設計、施工予定者は竹中工務店・西武建設・菱栄テクニカJVで、今後契約を交わす。18年5月の着工、19年7月の竣工、同10月の稼働開始を予定している。
 建設地は鎌倉製作所内の小さな建屋が立つ一画(建築面積約6600平方メートル)。建物の規模はS造4階建て延べ約1万3000平方メートル。大型スペースチェンバーや大型振動試験設備、電波試験設備などを導入し、人工衛星システム(観測衛星、通信衛星、測位衛星など)や衛星搭載機器などを生産する。
 環境負荷低減の一環で、太陽光発電システムやヒートポンプ式空調システム、LED照明、電力設備監視システムなどを取り入れ、環境・省エネ性能を高める。
 三菱電機は今後の需要増が見込まれる国内官需の衛星や、堅調な国内外の通信事業者向けの商用通信衛星などの市場動向を踏まえ、新衛星生産棟の建設を決めた。
 新棟建設によって人工衛星の並行生産能力を現在の10機から18機に増強。併せて、サプライチェーンマネジメントや開発設計の全業務プロセスを改善し、トータルコストを削減する「e-F@ctoryコンセプト」の導入により、生産効率の向上と品質・工期・コスト面での競争力強化を図る。
 21年度には人工衛星を含む宇宙システム事業の売上高1500億円(15年度実績約1100億円)を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)