中部整備局四日市港湾/霞4号幹線の橋桁を「浜出し」/10月1日に現地架設

 中部地方整備局四日市港湾事務所が四日市港(三重県)で整備を進めている臨港道路「霞4号幹線」の一部となる橋桁を陸上から海上に積み出す「浜出し」作業が28日、愛知県半田市の瀧上工業第二工場内で行われた。約1時間かけて重さ542トンの鋼製橋桁を起重機船で陸上からつり上げ、無事に台船に設置した。橋桁は29日に台船で現地近くまで回航し、30日に架設の準備作業を実施。10月1日午前中に起重機船を再び使い現地で一括架設する。施工は日立造船・瀧上工業JVが担当。
 「浜出し」作業は午前9時開始。岸壁近くに地組みされた鋼製橋桁を2050トンつりの起重機船で陸上から約30分かけてゆっくりとつり上げ、その後起重機船を後退。岸壁と起重機船の間に入ってきた台船に慎重に積み込んだ。小雨が降る中、積み込み完了まで1時間程度かかった。
 霞4号幹線は、霞ヶ浦地区の国際海上コンテナターミナルのアクセスの向上と周辺道路の渋滞解消、緊急避難経路の確保などが目的。延長は霞ヶ浦地区南ふ頭から伊勢湾岸自動車道みえ川越ICを結ぶ約4・1キロ。04年度に事業着手した。上下4車線で計画されているが、暫定2車線で17年度の完成を目指している。
 工事は構造形式などにより6工区に分割して実施。全路線内にある51基の下部工は今春にすべて終了し、現在上部工工事が急ピッチで進められている。今回「浜出し」された橋桁は、高松海岸付近にある「3ー2工区」の上部工(1径間分)となる。長さ86・6メートル、幅11・3メートルの規模。3ー2工区は橋長が490メートル、形式が6径間連続鋼床版箱桁で、残る五つの橋桁は海上からの一括架設ではなく、陸上で組み立て施工する。
 四日市港湾事務所の江崎竜夫保全課長は「霞4号幹線では全線内で11の橋桁を海上からの一括架設で施工する予定だ。今回の橋桁の浜出しと架設はその第1号。10月1日の現地架設に向けて万全準備をしていきたい」と語った。

(日刊建設工業新聞様より引用)