中部整備局/出先事務所の契約手続き、地域ごとに集約/業務効率化、17年度から試行

 中部地方整備局は、業務効率化の一環として、出先事務所が行っている工事と建設コンサルタント業務の入札・契約手続きを各地域ごとに集約する。管内を8ブロックに分け、各ブロックの代表事務所に業務を一本化する。本年度は試行初年度として各事務所1件程度で試行。18年度は一歩進め静岡河川、名四国道、北勢国道の3事務所が発注するすべての業務を各代表事務所で行う。19年度からの本格実施を目指す。これに合わせ組織体制も見直す。
 代表事務所に集約するのは工事とコンサル業務の契約手続き。入札公告の資料作成などは各事務所が行うが、入札情報サービス(PPI)への登録や問い合わせ、契約手続き、請求書の作成、支払い業務はすべて代表事務所が行う。業務を集約することで、各事務所の負担が軽減。代表事務所は人員を増やし対応することで書類の「ダブルチェック」が可能になり、ミス防止や正確性が向上するなど、双方にメリットが期待できるとしてる。
 試行の第1弾として、蓮ダム管理所が9月22日に公告した「蓮ダム貯水池測量業務」は、三重ブロックの代表事務所となる三重河川国道事務所が実施。今月中に公告を予定する北勢国道事務所の「東海環状大安IC南部道路建設工事」、富士砂防事務所の「富士砂防庁舎改修工事」も各代表事務所が行うなど順次、手続きが進められる。
 本年度は地理的な側面から検証するため、工事かコンサル業務で各事務所1件を試行する。18年度は静岡河川事務所と名四国道事務所、北勢国道事務所のすべての業務を各代表事務所で実施し、業務量と人員の面から検証する。受注者側の意見も踏まえ、19年度から全ブロックで本格実施する考えだ。
 出先事務所の入札・契約手続きの集約化は、関東地方整備局が本年度から本格実施しており、中部整備局もこれを参考に取り組む。各事務所で行う物品購入などの事務はそのまま継続する。
 各ブロックと構成事務所は次の通り。▼は代表事務所。
 【岐阜第1】
 ▼木曽川上流河川事務所▽越美山系砂防事務所▽新丸山ダム工事事務所▽丸山ダム管理所
 【岐阜第2】
 ▼岐阜国道事務所▽高山国道事務所
 【静岡東部】
 ▼沼津河川国道事務所▽富士砂防事務所
 【静岡中部】
 ▼静岡国道事務所▽静岡河川事務所▽長島ダム管理所
 【三遠】
 ▼浜松河川国道事務所▽豊橋河川事務所▽設楽ダム工事事務所
 【愛知】
 ▼名古屋国道事務所▽名四国道事務所▽愛知国道事務所▽多治見砂防国道事務所▽庄内川河川事務所▽中部技術事務所▽矢作ダム管理所
 【三重】
 ▼三重河川国道事務所▽木曽川下流河川事務所▽紀勢国道事務所▽北勢国道事務所▽蓮ダム管理所
 【南信】
 ▼天竜川上流河川事務所▽飯田国道事務所▽三峰川総合開発工事事務所▽天竜川ダム統合管理所。

(日刊建設工業新聞様より引用)