九州整備局ら、熊本県ら/中九州横断道整備(大津町~熊本市)/アセス手続きに着手

 九州地方整備局と熊本県、熊本市は、「国道57号中九州横断道路(大津町~熊本市)」の環境影響評価(アセスメント)の手続きに着手した。14日にアセス方法書の縦覧を始めた。縦覧期間は12月13日まで。11月中に地元説明会も開催し、12月27日まで意見書の提出を受け付け、これらを踏まえ方法書をまとめ、引き続き現地調査に着手する。アセス手続きにはおおむね3~4年程度の期間がかかる見通しで、並行して都市計画決定の手続きも進める。
 同路線については新規事業採択の前段階として概略ルートの検討などを行う計画段階評価の手続きで、九州整備局が国道57号の北側に新たに自動車専用道路を整備する「別線整備案(北ルート)」を選定。
 ルート選定の段階では熊本市の九州縦貫道・北熊本サービスエリアの南側付近から熊本中核工業団地付近までの延長約20キロとしていたが、熊本地震で阿蘇地域が大きな被害を受け大津側のルートを確定できないことなどから九州縦貫道から大津町内の国道325号に接続する箇所までの延長約14キロで手続きを進める。
 4車線で設計速度は時速80キロ、道路構造は地表式(盛り土、切り土)、かさ上げ式(盛り土、橋梁)を予定。ルート選定の段階ではインターチェンジは国道387号と国道325号にそれぞれ接続する箇所、これらの中間の県道に接続する箇所に設置を検討するとしていた。
 現地調査の結果を踏まえより詳細にルートを絞り込んだ後、評価準備書の取りまとめと併せて都市計画手続きに着手し、アセス手続きとほぼ同時期に都市計画手続きも終える見込み。これらの手続きが終われば新規事業採択へ準備が整う。
 中九州横断道路は大分市から熊本市までの延長約120キロの地域高規格道路。大分・熊本両都市圏を結ぶとともに九州縦貫自動車道や東九州自動車道などと広域交通ネットワークを形成し、交流の促進や経済の活性化に加え、大規模災害時の救助・救急活動などに寄与すると期待されている。

(日刊建設工業新聞様より引用)