京都市/芸術大学移転整備基本計画案/建設地は下京区崇仁地区、20年度着工めざす

 京都市は1日、「京都市立芸術大学移転整備基本計画(案)」を公表した。それによると、新築する施設は総延べ床面積で約5万5000平方メートルの規模を想定。このほか、中京区にある市立銅駝美術工芸高校を予定地内に移転するとしている。同案については3月5日までパブリックコメントを実施した後、成案させる予定で、順調にいけば、17年度に設計に着手する見通しだ。基本計画策定業務は日本総合研究所が担当した。
 事業は、老朽化や狭あい化、耐震性能不足といった課題を抱える同大学を現在の西京区から下京区崇仁地区(川端町、下之町、東之町、西之町、上之町)に移転させることで課題を解消するとともに、大学・地域の魅力向上や活性化を図る目的で計画。
 移転予定地はJR京都駅東側の約3万8000平方メートルで、このうち敷地東側に当たる鴨川沿いの約1万2000平方メートルをA地区、敷地中央に位置する河原町通東側の約6000平方メートルをB地区、敷地西側に当たる河原町通西側の約2万平方メートルをC地区と位置付けた。
 基本計画案によると、施設は活用予定の元崇仁小学校体育館を除き、総延べ床面積約5万5000平方メートル(美術学部・美術研究科約2万8000平方メートル、音楽学部・音楽研究科約1万平方メートル、共通施設約1万7000平方メートル)で、概算事業費は約250億円と試算。
 さらに、同大学との連携による教育・研究活動の相乗効果や文化芸術の創造拠点としての機能向上を図る観点から銅駝美術工芸高校をC地区に移転するとしたほか、現在、予定地内にある崇仁保育所については元六条院小学校の一部に移転するとした。
 事業手法は、社会経済情勢の変化や関係者の意向反映などに対する柔軟な対応が可能な分離発注方式が最適と評価。整備スケジュールに関しては17~19年度で基本設計・実施設計、20~22年度で工事を行い、23年度の供用開始を目指すとしている。

(日刊建設工業新聞様より引用)