仙台市/体育館など複合施設建設計画を再開/旭ケ丘駅前含め候補地再検討

 仙台市が地下鉄南北線旭ケ丘駅前に整備を検討していた公共複合施設の建設計画が再開に向け動き出した。同駅前に体育館や障害者福祉センター、温水プールなどで構成する複合施設を建設する予定だったが、東日本大震災後に検討を休止していた。市はこのほど公表した補正予算案に候補地検討調査委託費として15百万円を計上。議会承認が得られれば、建設場所や事業の課題を再検討する業務を発注する。建設候補地などを早期に固めるとともに、庁内で施設の機能などを再検討する。
 仙台市は当初、08年秋ごろに施設の建設工事を発注する工程を描いていたが、造成工事の遅れから計画がずれ込んだ。その後、東日本大震災が発生し、復興事業を優先的に進める必要があることなどから、事業を休止していた。
 計画地は旭ケ丘駅前の青葉区旭ケ丘3。市は同所を含め今回あらためて建設候補地を検討し直す。
 市は10年、複合施設に配置する予定だった身体障害者総合支援センターの設置を中止し、旭ケ丘市民センター体育館棟、青葉障害者福祉センター、温水プールの3機能に絞り込んだ。
 施設の基本・実施設計は日総建・都市環境研究所JVが担当した。
 施設機能の削減に伴い、施設規模は当初計画していたRC造地下1階地上4階建て延べ約8700平方メートルから、4階建て延べ約6200平方メートルに縮小された。地下に配置する計画だった温水プールと、身障者支援センターを1~2階に、体育館棟を3~4階にそれぞれ配置する。
 新施設は、計画地北側にある旭ケ丘市民センターの機能を拡充することなどを目的に計画された。
 同計画が動きだした00年時点では、市は08年度の開館を目指していた。
 造成工事の段階で建設地に産業廃棄物が埋まっていることが分かり、工事を中断。その後震災などを理由に計画をストップした。造成工事は赤坂建設が担当した。

(日刊建設工業新聞様より引用)