凜/東京都建設局・渡戸絢子さん/確かな専門性を備えた技術者に

 現在所属しているのは、都内の新たな道路整備に関する事前調整業務がメインの部署。「担当は新宿、中野、杉並の3区。今しなければいけないこと、この時期までに終えなければならないことを整理した上で、関係者にどういった回答や工夫を提供できるかが試される」と職責を話す。
 入庁以来、道路関係の業務に携わってきたが、もともとは文化を含めた街づくり全体に興味があった。学生時代は、歴史的建造物がある古い街並みを保存する研究に打ち込み、時には、趣味で街を巡ることも。こうした経験を通じ、「街づくりは人の活動の集合体」との思いを強くしたことが、行政の技術者を志した理由にもなっている。
 職場での目標は「確かな専門性を備えた技術者になること」という。自分に適した専門は何なのか、日々の業務に専念しつつ、「経験を広げる過程で軸を見つけ、さまざまな場面で活躍できるようになりたい」。機会があれば、道路以外の分野にも積極的に挑戦する考えだ。
 女性技術者の一人の「理想」として尊敬するある上司は、仕事と家庭を両立させ、今では部長職で最前線に立っているという。「どうすれば、ああなれるのか。子育てなどの苦労は必ずあったはずで、それを乗り越えているのがすごい」。こうしたベテランから学び、公私そろった理想の姿も見つめている。(道路建設部計画課企画担当、わたんど・あやこ)

(日刊建設工業新聞様より引用)