利根沼田テクノアカデミー/フィリピンの人材育成に協力/貿易産業部と基本合意

 群馬県沼田市で建設職人の育成に取り組む利根沼田テクノアカデミー(桑原敏彦校長)は、フィリピン貿易産業部(DTI)の建設産業の担い手育成に協力する。10日に同市内で来日中のカステロDTI次官と桑原校長が基本合意書に調印した。今後アカデミーの人材育成プログラムを活用し、同国の建設業界発展に向けた具体的な計画づくりを進める。
 調印式には横山公一沼田市長らが立ち会い、国土交通省担当者も出席した。
 基本合意に基づきアカデミーとDTIは、フィリピンで人材育成に取り組むカビテ建設業人材育成センター(CMDC)の再構築に向け、カリキュラムの作成や講師陣の育成を含めた計画を年度内に策定。それに基づく事業実施契約を18年度早々に交わす予定だ。
 カステロ次官らは、廃校となった小学校の校舎・校庭で職人育成を進めるアカデミーを5月に視察。7月には桑原校長らがフィリピンを訪れ、CMDCの視察と人材育成に関する議論を行うなど交流を重ねてきた。
 調印式で桑原校長は「今後も建設業の人材育成のさらなる向上を目指しながら、フィリピンの建設業界との友好関係も継続していきたい」とあいさつ。カステロ次官は、「フィリピンの若い担い手の育成に向けたサポートを頂くことになった。調印によって友好が深まり、ビジネスや両国の人たちのつながりが出てくることに期待する」と話した。
 アカデミーによると、「フィリピン側は多能工育成のニーズがあるようだ」(松澤考宏理事)としており、今後具体的な計画づくりを双方が協力して進めていく。

(日刊建設工業新聞様より引用)