利根沼田テクノアカデミー/外国人技能実習生を多能工化/太陽光パネル設置・点検教習

 群馬県沼田市の職人育成塾、利根沼田テクノアカデミー(桑原敏彦校長)は、帰国直前の外国人技能実習生を対象に追加で技能を習得してもらうための研修を行う。瓦や板金など屋根工事に従事した実習生に、電気設備施工の技能を教えることを想定。帰国後に多能工として太陽光発電設備と一体化した屋根工事を手掛けられるようにする。
 屋根と設備工事を一体化した取り組みは、電気を自給して電気代がかからないようにする「オフグリッド」を実践する沼田モデルとして海外に売り込む。太陽光パネルと組み合わせた屋根の施工のほか、鉛バッテリーを再生した蓄電、太陽光が得られない雨季を想定したLPガス発電を組み合わせて販売・施工を展開できるようにする。
 日本での3年間の実習を終えて帰国する直前の技能実習生を対象にした最初の研修は3月上旬に予定している。4日~1週間で電気設備工事を中心に学べるカリキュラムを現在作成中だ。アカデミーが17年度から行うドローン教習も受講してもらい、屋根に設置された太陽光パネルの点検も行えるようにする。
 沼田オフグリッドモデルは、アカデミーの事業に参画するテクノアウター(沼田市)がインドネシア、マツザワ瓦店(名古屋市)がフィリピン、菅原設備(愛知県津島市)がミャンマー、LIGARE(静岡市)がベトナムでそれぞれ展開する計画。LIGAREが昨年11月に建設系見本市に出展したベトナムでは既に多くの引き合いがあるという。

(日刊建設工業新聞様より引用)