北鈴蘭台駅前地区再開発(神戸市北区)/事業協力者募集手続き開始/再整備協議会

 神戸市北区の神戸電鉄有馬線「北鈴蘭台駅」前で第一種市街地再開発事業が動きだす。地域の玄関口として老朽化した商業・居住機能を更新するもので、地権者が設立した再整備協議会が計画の立案などに協力する事業協力者の募集を始めた。5月10日まで提案書を受け付け、同下旬をめどに選考結果を通知する。今月20日まで地権者の一人である神戸すまいまちづくり公社のホームページに募集要項を掲載している。コーディネーターは都市問題経営研究所。
 同駅は神戸都心の三宮地区から約30分に位置。周辺には共同住宅や一戸建て住宅、商業施設などが立ち並んでおり、駅西側ではPFIを採用し、老朽化した市営桜の宮住宅の建て替えが進んでいる。
 事業予定区域は、同駅と桜の宮住宅に挟まれた5335平方メートル(北区甲栄台4の14の34)。現在地には商業施設コープ北鈴蘭台と公社賃貸住宅(いずれも72年建築)があり、規模はRC造地下1階地上11階建て延べ9490平方メートル。地権者は公社のほか、コープこうべ、住宅の区分所有者2人の合計4人。他に借家権者が公社住宅75人、コープの賃貸店舗4店。
 築45年が経過し、耐震基準も満たしていないことから、民間のノウハウや資金を活用し、駅前にふさわしい商業・居住機能の更新や駅へのアクセス性向上のためのバリアフリー施設などを整備する。今年2月には地権者で構成する同駅前地区再整備協議会が設立。第一種市街地再開発事業を想定し、事業計画の検討や地権者の合意形成に取り組んでいる。
 施行者は再開発会社を予定し、17年度内に都市計画決定し、再開発会社の設立を目指す。再開発ビルの主要用途は住宅・商業施設とし、駐車場(自走式)や歩行者専用通路、広場などを整備する。
 応募資格は、事業協力者や業務代行者、保留床取得者として市街地再開発事業に参画した実績のある単独企業または共同体。事業の執行体制や協議会への支援内容に関する提案書を受け付け、協議会が設立する選考委員会が書類審査を実施し、最も優れた1者と次点者を決める。
 事業協力者は、施設計画や建物の設計、公共施設の設計などで技術的な協力を行うほか、協議会の運営資金の立て替えや調査委託費など事業推進に必要な費用も協力。協議会に人員を派遣し、事務局の人件費削減に協力する。保留床の処分やテナント誘致、住宅権利者の権利変換、転出などにも協力する。
 現在の想定では、18年度に事業認可と権利変換計画の認可を受け、建物の解体に着手。19年度に本体工事を開始し、21年度の完成を目指す。
 募集に関する問い合わせは、都市問題経営研究所(電話06・6208・2030)まで。

(日刊建設工業新聞様より引用)