回転窓/様変わりする情報スキルの質

 スマートフォンやタブレット端末にダウンロードして使う防災アプリケーションは、いざという時に心強い味方になる。あらかじめ設定が必要なものもあり、日頃使い慣れておくことが大切のようだ▼国土交通省と内閣府が14年度から、防災に役立つ地理空間情報の活用推進を目的に防災アプリを毎年公募している。17年度は、社会人や大学生を押しのけて高校生が初めて大賞に選ばれた▼宮崎県立佐土原高校情報技術科3年生が開発した「SHS災害.info」は「助けられる側から助ける側へ」がコンセプト。災害に対する心構えを持ち、災害発生時の安全確保や救助活動の補助に役立つ機能を備える▼画面は社会人らが作り込んだものよりシンプルだが、かえって分かりやすい。何より地域の中で自助のきっかけとなるアプリを発想した点が素晴らしい▼学校の授業でのコンピューターやタブレットの活用や情報をきちんと扱える力を身に付けさせる教育が進み、若者の情報スキルの質は様変わりしている。その力を存分に発揮できる産業に入職を希望するのは当然だとすれば、建設産業も後れを取るわけにはいかない。

(日刊建設工業新聞様より引用)