国交省/入札不調の発生減少/15年度直轄工事2ポイント、業務1・7ポイント低下

 国土交通省は2日、「国土交通省直轄工事等契約関係資料(16年度版)」を公表した。15年度に入札を行った直轄工事で落札に至らなかった不調は、全入札9351件のうち433件で発生。率にして4・6%と、14年度の6・6%(1万0492件中692件)と比べて2ポイント低下した。
 建設コンサルタント関係業務などの不調は1万0671件のうち151件で発生しており、率にして1・4%。14年度の不調発生率3・1%(1万1475件中354件)と比べて1・7ポイント低下したことになる。
 工事、コンサル業務とも2年連続で発生率が低下。公共工事設計労務単価の機動的な引き上げや最新の施工実態を踏まえた積算基準の見直しなど、国交省が相次いで打ち出した施工確保対策が奏功したようだ。
 契約関係資料では、低入札価格調査の実施状況も調べており、15年度の工事では、対象となる入札8867件のうち112件、率にして1・3%で調査が行われた。調査の結果、調査対象者と契約に至らなかったケースは8件だった。14年度の調査発生率は1・0%(1万0002件中100件)で、0・3ポイント上昇したことになる。
 コンサル業務の低入札価格調査の発生率は15年度が1・9%(7906件中151件)で、14年度の1・8%(8164件中150件)と比べて0・1ポイント上昇した。調査の結果、調査対象者と契約に至らなかったケースは2件だった。
 落札率については、15年度の工事が91・22%で、14年度の92・43%と比べて1・21ポイント低下。コンサル業務では、15年度が82・64%で、14年度の84・21%と比べて1・57ポイント低下した。
 入札辞退のあった工事件数は15年度は2293件で、14年度の3369件と比べて68・0%と大幅に減少。コンサル業務も15年度は1040件で、14年度の1392件と比べて74・7%減少した。

(日刊建設工業新聞様より引用)