国交省/官庁営繕優良工事担当者名を「銘板」「名簿」に/魅力・やりがい発信へ

 国土交通省は9日、官庁営繕工事で優良工事表彰を受けた工事に従事した技術者・技能者を顕彰する新たな取り組みを始めると発表した。建設業の担い手確保・育成策の一環。従事者名を記した「銘板」を設置したり、「名簿」をホームページで公表したりする。名前を残すことで建設業の魅力ややりがいの発信につなげる。
 国交省は技術・品質の向上、円滑な事業の推進を目的に、官庁営繕部の発注工事のうち施工に優れ、他の模範となる工事を選定し表彰している。17年度は「中央合同庁舎第3号館改修(14)機械設備その他工事」を施工したオーク設備工業が受賞した。
 官庁営繕部は優良工事の施工に従事した技術者・技能者を対象に、個人名の掲載を承諾した人の銘板の設置と名簿の公表を本年度に開始する。
 銘板には主任技術者や職長以上の工事関係者の氏名を記載。それ以外の工事関係情報は銘板のサイズ(A3判)に収まる範囲で設置企業が自由に選べる。設置は受賞者が希望し管理官署が了承することが条件。費用は施工企業が負担する。17年度は約40人の名前を掲載。現在、設置場所や時期などの調整を進めている。
 名簿は原則すべての工事関係者を対象に、企業名、担当工種、役職、氏名を官庁営繕部のホームページに載せる。17年度は約90人を掲載した名簿を9日に公開。来年度以降は優良工事表彰と同時に公表していく。
 官庁営繕部は地方整備局や都道府県などに今回の取り組みを紹介し、広げていきたい考えだ。川元茂官庁営繕部長は「現場で働く一人一人が頑張った結果が優良工事に結び付く。そのことをご家族に分かってもらいたい。この取り組みが現場で働く方々の励みになり、担い手確保に少しでも役立つことを期待している」と話している。

(日刊建設工業新聞様より引用)