外苑ハウス建替(東京都渋谷区)/施工は大林組に/組合、20年5月末完成めざす

 東京都渋谷区の「外苑ハウス」の建て替えを進めている外苑ハウスマンション建替組合(渡辺美和子理事長)は、施工者を大林組に決めた。現在は解体工事(施工=大林組)を終え、山留め工事などを行っている。設計は日建設計・日建ハウジングシステム・アール・アイ・エー・大林組JVが担当。20年5月末の完成を目指す。
 外苑ハウスの所在地は渋谷区神宮前2の2の10ほか(敷地面積8754平方メートル)。東京メトロ銀座線外苑前駅の北西側に位置し、周辺では新国立競技場の整備が進められている。建て替え後の建物規模はRC一部S造地下2階地上22階建て延べ6万平方メートルで、最高高さは86メートル。共同住宅のほか、保育所、店舗、駐車場を設ける。
 外苑ハウスは、1964年の東京五輪時に日本住宅公団(現都市再生機構)が外国報道機関向けの宿舎として建設し、大会後に住宅として分譲した。解体前の建物は地下1階地上7階建て延べ1万5872平方メートル(住戸数196戸)の規模。
 新国立競技場の整備を機に、神宮外苑地区では開発事業が活発化している。外苑ハウスの敷地東側では、日本青年館と日本スポーツ振興センター(JSC)が安藤ハザマの施工で「3代目 日本青年館」(延べ床面積約3・2万平方メートル)を7月に完成させた。日本体育協会と日本オリンピック委員会(JOC)は、両者の本部事務所が入る「日体協・JOC新会館」(同約1・9万平方メートル)の整備を大林組の施工で進めている。
 都が進めている「霞ケ丘町付近土地区画整理事業」(新宿区霞ケ丘町、渋谷区神宮前2、施行区域2・8ヘクタール)では、都営霞ケ丘アパートを解体して新たな都市公園用地(1・5ヘクタール)を確保。外苑ハウスの敷地の一部も集約し、区画道路を整えることで外苑前駅から新国立競技場までの歩行者ネットワークを確保する。20年度の事業完了を予定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)