大分県宇佐市/新庁舎基本設計概要案/延べ1・2万平米、総合防災拠点に

 大分県宇佐市は、本庁舎の老朽化や耐震性能不足などに伴い建設する新庁舎の基本設計概要案を公表した。建物規模はRC一部S造5階建て延べ約1万2160平方メートル。市民の交流の場となる広場を囲むように建物を配置しにぎわい空間を形成。低層とすることで周辺の景観への圧迫感を抑える。高性能免震構造の採用などにより総合防災拠点としての機能を強化する。設計担当は久米設計。
 新庁舎の建設地は上田1030の1ほかの現本庁舎敷地と現教育委員会棟敷地約2・3ヘクタール。敷地内にある新別館棟と委員会棟は継続使用する。
 案によると新別館棟の東側の別館跡地に市民が集う「宇佐ひろば」を設け、これを取り囲むように北東部の空地にL字形に新庁舎を配置することでにぎわいを屋内外に連続させる。
 新庁舎の1階には窓口部門を集約するほか多目的ホールなどを設け、2階に執務室や会議室、3階に執務室や市長室とこれに隣接して災害時に危機管理センターとなる会議室などをそれぞれ配置。4階には議場、5階には機械室を設ける。
 建物は市民を迎え入れる南側からの景観に配慮し南側4層部分を徐々にセットバックすることで全体のボリューム感を抑える。
 防災面では基礎と建物の間に免震部材を設置する高性能免震構造を採用。浸水対策として1階部分の床の高さは新別館に合わせてかさ上げする。
 実施中のパブリックコメントの結果を踏まえ3月末に基本設計、9月末に実施設計をそれぞれ完了する予定。17年度中に工事発注し着工、19年度の完成を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)