大成ロテック/働き方改革実行計画策定/時間外労働、21年度に年720時間以下に

 大成ロテックは、長時間労働の是正と週休2日の推進に向け、「働き方改革実行計画」を策定した。時間外労働に自主規制を導入し、21年度からの年間時間外労働720時間以下の達成を目指す。週休2日は、18年度から土曜閉所を段階的に増やし、23年度の4週8閉所実現を目標に設定した。西田義則社長は「ここでやらなければ若い担い手が入ってきてくれないという危機感を持っている。この機会にぜひ達成したい」と述べた。
 西田社長が日刊建設工業新聞などのインタビューに答えた。16日に日本道路建設業協会が発表した「働き方改革の基本方針」の取り組みをベースに、自社で取り組む方策をまとめた。
 時間外労働の罰則付き上限規制は、19年4月とみられる関係法令の施行から5年後に建設業も適用対象となる。実行計画では、時間外労働の上限を初年度の18年度は年間960時間に設定し、その後段階的に削減。道建協の目標よりさらに1年前倒しの21年度には年間720時間以下の達成を目標に掲げる。
 週休2日は、18年度に第2土曜の100%閉所、4週5休を目標とし、段階的に土曜閉所を増やし、23年度に4週8閉所の実現を目指す。「担い手側は他産業と比較して企業を選択するので、休みが取れない産業は敬遠される」と、土日閉所を基本とするが、現場条件によっては代休や振り替えなどを活用し、4週8休の完全実施を目指す。
 目標達成に向けては、全社員を対象にeラーニングによる教育などで、労働時間削減につながる意識改革を行う。ICT(情報化技術)土工やICT舗装の推進をはじめ、コンクリート舗装のプレキャスト化や自社で開発した無型枠コンクリート舗装工法「スリップフォーム工法」の改良など生産性向上に向けた技術・工法開発に注力する。
 さらに監督業務の効率化に向け、現場内へのカメラ設置を広げていく。現場に設置したカメラと事務所をつなぎ、事務所内から現場をモニタリングし、指示を出せる通信環境を整える。当初は大規模造成現場を中心に5現場程度のモデル工事で推進し、21年度までに全社に順次展開する。
 西田社長は「協力会社の職長の方々のモチベーションを上げることが現場の生産性向上につながる」と述べ、協力会社との連携の重要性を強調。優良職長に報奨金を支給するマイスター制度を強化・充実させ、協力業者の能力向上に取り組む考えを示した。

(日刊建設工業新聞様より引用)