大成建設、アクティオ/バックホウ旋回自動停止システム開発/規制エリア侵入を感知

 大成建設とアクティオは、バックホウの旋回による接触事故の防止に向け、アームやバケットなどが規制エリアに侵入した場合に旋回を自動停止するシステムを開発した。専用モニターで規制範囲を設定するだけで、バックホウの油圧量を調整し、規制エリア手前で旋回を停止させる。どのような機種にも取り付け可能で、アクティオからリース・レンタルする機種に要望に応じて設置。システム単体でのリース・レンタルにも応じる。
 システムは、制御ユニットと電磁弁、モニター、GPS(衛星利用測位システム)方位計、パトライトで構成し、これらを汎用重機に後付けするだけで利用できる。
 タッチパネル式のモニターで、ワンタッチで旋回規制範囲を設定すると、バックホウの能力に合わせ、停止準備ゾーンの第1減速帯、警戒ゾーンの第2減速帯を自動で設定。アームやバケットが減速帯に近づくと、電磁弁が油圧弁の開閉量を調整して旋回行動を徐々にスローダウンさせ、警戒ゾーンの第2減速帯内で旋回を停止させる。
 各ゾーンごとにパトライトの色が変わり、現在のアームなどの位置を知らせるとともに、規制エリアに近づくにつれて徐々に速度を落とす機構になっているため、急停止によりバックホウ本体を転倒させることなく旋回を止める。
 GPS方位計により旋回規制帯を設定した位置を記憶しており、設定した場所から大きく移動した際は、旋回規制帯の再設定を促す警告機能も備えている。
 現在、東京都水道局発注の開削配管工事に導入しており、今後は既存構造物の近接工事に積極的に導入する。さらにGPS方位計の方位情報とCAD施工図によって本体移動後も自動で旋回規制範囲の角度を算出する機能や、バックホウ本体やアームなどの位置情報をリアルタイムにモニター上に表示する機能などを開発し、広くシステムの普及・展開を図る考えだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)