大成建設/女性活躍推進へイクボス育成/男性の育児休業取得100%目指す

 大成建設が、女性活躍推進の一環として、男性社員の働き方改革に力を入れている。育児に関する情報を提供する社内報「パパ通信」の発行や各種セミナーの開催を続け男性社員の育児参加意識の醸成に努めるとともに、今月17日には男性の育児参加を推奨するセミナーなどを開催するファザーリング・ジャパン(安藤哲也代表理事)が主催する「イクボス企業同盟」に加盟。男性社員の育児休業取得100%を目指し、取り組みを加速させる。
 同社は、ダイバーシティー(人材の多様化)経営を進めるため、2007年に人材活用専門部署「女性活躍推進室」(現人材いきいき推進室)を設置し、女性が活躍できる職場環境づくりに取り組んできた。
 女性活躍の取り組みの推進には男性社員の意識改革も必要と、育児に関する知識や情報提供するパパ通信の発行や、パパ座談会や父親セミナーなど男性社員向けのセミナーのほか、夫婦参加で互いのキャリアでの協力体制を考える両立支援セミナーも開催。男性の育児参画意識醸成に力を入れてきた。
 さらに16年から育休を有給化するなど、男性社員の育休取得を推進し、15年度は3人だった男性社員の育休取得者が16年度は147人に増えたという。
 イクボスは、職場で共に働くスタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のこと。今回加盟したイクボス企業同盟は、イクボスを育てようという企業のネットワークで、さまざまな業種が参加している。
 人材いきいき推進室の塩入徹弥室長は「女性活躍の推進には、社員の8割を占める男性職員を巻き込むことが必要」と話す。企業同盟で情報収集しながら自社の制度拡充を図り「男性の育休取得100%を目指す」と力を込める。

(日刊建設工業新聞様より引用)