大林組、エクセン/コンクリ締め固め用バイブレータを共同開発/振動加速度が3倍

 大林組とエクセン(東京都港区、林哲平社長)は、型枠内でコンクリートを効率良く締め固めるバイブレーターを共同で開発した。先端に5本の凹凸を設けて垂直方向に振動が伝わりやすいようにしたほか、振動パーツの重さを4割低減し、作業効率を高めた。エクセンのオートマチックドライブシステム(ADS)と併用すれば振動の発生・停止を自動で制御でき、作業性がさらに高まる。
 製品は「かる楽バイブレータ」として特許を出願済み。自社案件に導入するほかリースでも提供する。
 一般的に用いられるバイブレーターの先端部は溝のない半円球状で、コンクリートに垂直方向の振動が伝わりにくく、流動性の高いコンクリートを扱う際などには大きな労力がかかっていた。
 新製品は直径50ミリのバイブレーター先端部を振動が伝わりやすい形状に変え、垂直方向の振動加速度を3倍に向上。振動体直下のコンクリート圧縮強度を5%程度高めるなど作業効率を改善した。本体先端の振動部品の重さも従来品の4・5キロから2・7キロに軽量化し、扱いやすくした。
 ADSと併用すれば、コンクリートに振動体を挿入すると自動的に振動が発生し、引き抜くと振動が止まるよう設定でき、さらに作業性が高まる。
 大林組によると、電源操作を行う作業者が不要になることから、人件費を2割程度削れる可能性があるという。

(日刊建設工業新聞様より引用)