大阪労働局/緊急立ち入り調査実施へ/死亡災害急増踏まえ、管内120カ所以上で

 大阪労働局は管内の建設業死亡災害が前年同期比3倍超の10人となったことを重く見て、7月3~20日に新名神高速道路建設工事現場など延べ120カ所以上で緊急立ち入り調査を行う。調査に先立ち28日に開いた緊急署長会議で苧谷秀信局長は「建設業死亡災害発生状況は憂慮すべき緊急事態に直面している。墜落・挟まれが相次いでいるが現場のコミュニケーション不足が原因と見ている。災害を今後発生させないという気概で調査してほしい」と訓示した=写真。
 大阪府内では今月、建設業の死亡災害が2件発生し、今年の建設業の死亡災害は02年1~6月並み(14件)の状況となっている。
 緊急立ち入り調査は工事規模の大小に関係なく、事前通告せずに実施。対象は、墜落災害発生の危険性が高い現場と高速道路工事現場で、延べ120カ所以上を見込む。新名神高速道路の工事現場はすべて調査したい考え。
 調査には同労働局管内の全労働基準監督署職員と同労働基準部職員の延べ60~70人を投入、墜落転落災害を防止するため「STOP!墜落災害 命綱GOキャンペーン」のリーフレットを活用し二丁掛け安全帯の使用徹底とハーネス型安全帯使用の指導、元請・下請間の意思疎通の注意喚起などを行う。
 緊急署長会議で小島敬二労働基準部長は「建設業従事者の尊い命がこれ以上失われないようにするという気概で調査を実施してほしい」と語った。

(日刊建設工業新聞様より引用)