宮城県亘理町/新庁舎・保健福祉センター建設/実施設計完了、17年度内に工事発注へ

 宮城県亘理町は、JR亘理駅東側の公共ゾーンに建設する新役場庁舎と保健福祉センターの実施設計をまとめた。旧庁舎は東日本大震災で被災し、現在はプレハブの仮設庁舎で業務を行っている。防災拠点としての役割を果たすため、同ゾーンに移転する。17年度内の工事発注を予定し、現在、入札公告に向けた準備を進めている。
 設計は三菱地所設計・楠山設計JVが担当。外構を除いた本体工事費は42億2000万円を見込む。
 被災した旧庁舎(RC造3階建て延べ1827平方メートル)は、応急危険度判定で「危険」と判定され、11年4月に仮設庁舎で業務を再開した。仮設庁舎は待合スペースが狭いなど、住民サービスの低下や防災拠点としての役割を果たせないなどの課題を抱えている。旧庁舎は12年度に解体撤去された。
 新庁舎の建設地は、町の総合発展計画で位置付けた公共ゾーン(約12・7ヘクタール)の西側区域(悠里1)で、亘理駅の東約1キロ。ゾーン内には学校給食センターや町民会館、町民体育館、多目的広場の整備も計画されている。新庁舎と保健福祉センターは公共ゾーンの第1弾施設として建設する。
 規模は新庁舎がRC造3階建て延べ7040平方メートル。1階は町民生活課や福祉課など窓口部門とイベントなどに利用できる多目的スペース、2階に総務や企画、建設の各部門と大中の会議室など、3階に議場や教育委員会、自家発電室などを置く。併設する保健福祉センターはRC造平屋2720平方メートル。子育て支援と健康推進、介護予防の三つのゾーンと相談室や診察室、栄養指導室などを備える。敷地内には公用車を収容する車庫や倉庫なども設置する。総延べ床面積は1万0600平方メートル。
 町では遅くとも3月議会に工事請負契約案件を上程できるよう入札を行う意向で、一般競争入札の参加条件などを検討している。19年度中の完成を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)