宮城県利府町/文化複合施設建設/低層・耐震構造、延べ8779平米に

 ◇佐藤総合計画で基本設計完了
 宮城県利府町は「文化複合施設」=完成予想=の基本設計案をまとめた。それによると、施設規模はSRC一部S造2階一部3階建て延べ8779平方メートルを想定。敷地の西側から東側に向かって図書館、小ホール、郷土資料館、大ホール、駐車場(382台)を配置する。収容数は大ホールが800席、小ホールが400席。建物が低層かつ軽量で制震装置を配置しづらい構造であることなどから耐震構造を採用する。基本設計は佐藤総合計画が担当した。
 建設する施設は図書館や公民館、ホール、郷土資料館などで構成。新椎の木前地区(敷地面積2・19ヘクタール)に2期に分けて建設する。
 1期工事で図書館や公民館、小ホール、アトリウムなど延べ5108平方メートルを建設。2期で残る3671平方メートルを整備する。
 完成は1期部分が20年度、2期部分が25年度を目指している。
 施設は大屋根とアトリウムが特徴。アトリウムは図書館や公民館、ホールなどの各施設をつなぐ形で設ける。
 交流ラウンジやギャラリー、学習スペースを設け、さまざまなイベントなどを開く。
 大ホールには舞台を額縁のように切り取る「プロセニアム形式」を採用する。舞台から客席後方部までの距離を短くして顔が見える施設とするとともに、響きの良い音環境を創出する。
 大・小ホールの中間に郷土資料館を配置する。図書館の蔵書数は開架7万7000冊、閉架11万2500冊。
 構造計画によると、ホールや資料館はSRC造、アトリウムや図書館、公民館はS造とする。
 吹き抜け部分には木と鉄骨のハイブリッド柱を採用する。基礎は表層地盤が軟弱なため杭基礎とする計画だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)