宮城県名取市/閖上地区災害公営住宅3期が起工/最後の集合住宅、施工は鴻池組JV

 宮城県名取市が、閖上地区で計画している災害公営住宅の第3期建設工事の安全祈願祭が19日、現地で行われた。
 市では東日本大震災で甚大な被害を受けた同地区に一戸建て住宅と集合住宅を整備しており、集合住宅は第3期の2棟(計105戸)が最後。18年11月末の完成を目指す。基本設計はURリンケージ、実施設計と施工は鴻池組・大愼組JVが担当。
 神事には市や市議会、設計・施工会社などから約40人が出席。神職による祝詞奏上に続き、くわ入れの儀でURリンケージの渡邊輝明社長が鎌、名取市の山田司郎市長が鍬、鴻池組の加藤康常務執行役員東北支店長が鋤をそれぞれ力強く入れ、工事の安全を祈願した。
 山田市長は「閖上地区の復興の姿が目に見える形になった一方、いまだに仮設住宅での生活を余儀なくされ、復興公営住宅での生活再建を待ち望んでいる人々がいる。安心・安全で快適な生活が送れる復興公営住宅が一日でも早く無事故・無災害で完成することを願う」とあいさつ。
 URリンケージの渡邊社長は「施工に当たっては万全の体制を築いている。一刻も早く昔の活気ある街に復活することを願っている」と述べた。
 施工者を代表して鴻池組の加藤常務執行役員は「鴻池組のスローガンである『最高の現場力をもって、お客様の笑顔を最大に』を合い言葉に、必ず満足いただける建物をお届けする」と力強く決意を述べた。
 着工したのは「名取市閖上地区集合災害公営住宅整備事業(第3期)設計・施工一括型工事」。建設地は閖上地区被災市街地復興土地区画整理事業地内(閖上庚申塚ほか)。
 建物の規模はF・G棟(65戸)がRC造6階建て延べ5328平方メートル、H棟(40戸)が同延べ3389平方メートル。1階に住戸を設けずエントランスや井戸端コーナー、倉庫を備える。
 閖上地区には集合・一戸建てを合わせて468戸の災害公営住宅を建設する。集合住宅が1期140戸、2期40戸、3期105戸。一戸建て住宅が1期90戸、2期72戸、3期21戸。3期とも鴻池組・大愼組JVが受注している。
 □井上裕央所長(鴻池組・大愼組JV)の話□
 「安全には細心の注意を払い、1期、2期から続けている無事故・無災害を継続させ、入居者に喜んでもらえる高品質の建物に仕上げる」。

(日刊建設工業新聞様より引用)