宮崎県西都市/西都児湯医療センター整備/移転中心に検討、16年度末に基本構想

 宮崎県西都市は、老朽化などに伴う西都児湯医療センターの整備について移転新築を中心に検討を進める方針だ。このほど開いた同センター施設整備基本構想懇話会(座長・落合秀信宮崎大学医学部教授)の会合で移転新築が望ましいとの意見が多数を占めたため。今後、移転場所などの検討を進め、本年度末をめどに基本構想を策定する。
 市はこのほど開いた懇話会の会合で施設整備の方向性として▽移転新築▽現在地建て替え▽全面改修-の3案を提示。懇話会では現在地は手狭で災害拠点病院としての機能を果たすためのスペースに限界があり、医療を継続しながら工事を行うのは難しいことなどからほとんどの委員が移転新築が望ましいとした。
 懇話会では財政面が課題と指摘されているため、市では今後、同センターや市庁舎建て替えなど計画中の大型プロジェクトが市の財政に与える影響について懇話会に説明する予定。
 大まかな整備の方向性が固まったため、引き続き懇話会で医療関係者や地域住民の代表らの意見を聞きながら移転場所や新病院の機能、規模、診療科目、事業スケジュールなどを検討し、本年度末をめどに基本構想を策定する。
 同市妻にある同センターは4月に独立行政法人に移行し、建物規模はRC造4階建て延べ3748平方メートル。老朽化や狭あい化が進み、災害拠点病院としての機能を果たすのが難しくなっている。一般病床91床のうち65床しか稼働できていないが、新病院の病床数は現状維持を想定しているもようだ。
 基本構想策定支援業務は有限責任監査法人トーマツが担当。

(日刊建設工業新聞様より引用)