富士教育訓練センター/ICT施工研修を本格始動/現場代理人級が積極参加

 富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)で本格的なICT(情報通信技術)土工研修が始まった。11月27日スタートの研修は2日までの6日間、計41時間かけてドローン(小型無人機)による起工測量、3次元(3D)施工図作成、ICT建機による施工、3D出来形管理まで一連の作業の習得を目指す。現場代理人などとして活躍する技術者20人が参加している。
 国土交通省がi-Constructionの主要施策として進めるICT施工が加速する中、センターを運営する全国建設産業教育訓練協会(才賀清二郎会長)では、全工程の実務が学べる研修の機会を提供。現場で活躍する技術者のスキル向上に役立てる。参加者の募集開始後すぐに定員に達するなど関心の高さをうかがわせた。年明けの1月も再度研修を実施予定という。
 研修3日目の11月29日は、2次元(2D)データから3D施工図を作成する実習が主テーマ。現場の技術者が自ら手掛ける可能性が高いだけに、参加者はパソコンを前に講師の説明に熱心に聞き入りながら、真剣に作業を進めていた。
 ICT建機の提供で協力した建機レンタル会社キナン(和歌山県)の角口賀敏会長(日本建設機械レンタル協会会長)は、地域の建設会社の技術者を対象にした同様の研修の広がりが「レンタル事業の裾野を広げることになる」と期待を込める。
 同日視察した国交省の五道仁実官房技術審議官は、「参加者が真剣に取り組んでいる。各地方整備局が展開する研修と連携していくのも有効だろう」などと感想を述べた。

(日刊建設工業新聞様より引用)