岐阜県美濃加茂市ら/メディカルシティ構想/総合医療センター基本設計は久米設計に

 ◇19年秋着工
 岐阜県美濃加茂市と医療法人厚生会(山田實紘理事長)木沢記念病院(岐阜県美濃加茂市)は、蜂屋町にある旧県生物研究所跡地周辺の約13万平方メートルに「メディカルシティ構想」を計画している。同法人が新たに整備する「総合医療センター(仮称)」を中核に健康、福祉関連の施設を整備し、同地域の医療拠点を形成する。同センターの基本設計は久米設計が担当。施工者選定はECI方式の採用を検討中で、来年冬にも一般競争入札を実施する見込みだ。19年秋の着工、22年春の完成を目指す。
 新病院は免震構造(一部耐震構造)で9階建て延べ約4万6000平方メートル、病床数は502床。駐車場も600台分を確保する。設備や医療機器などを含めた総事業費は250億円以上を見込む。現病院は1962年の東病棟完成以降、05年に建設した回復リハビリテーション病棟まで増築を繰り返してきた。施設全体の老朽化が激しいため、早急な建て替えが求められている。このため、同法人は今年6月、旧県生物研究所の敷地約8万5700平方メートルを市から約9億7759万円で取得、さらに約4万平方メートルの隣接地を取得した。同地区には既に、特定医療法人清仁会の精神医療施設「のぞみの丘ホスピタル」(山田實紘理事長)や老人保健施設などがあり、市と連携してメディカルシティ構想の実現を目指す。
 河合弘志新病院建築準備室長は「中濃地域の拠点病院として高度医療に対応した病院をつくりたい」と意気込みを語った。
 一方、伊藤誠一美濃加茂市副市長は具体的な事業内容については検討中としながらも「医療のプロと連携し、アドバイスや意見交換できるメリットは市にとっても大きい。10年、20年後を見据えて、ハードとソフト両面で必要な位置づけを考えていきたい」と話し、半年から1年程度で構想のグランドデザインを示したいとの考えを明らかにした。

(日刊建設工業新聞様より引用)