島根県大田市/新大田市立病院建設/18年早々に着工、施工予定者は大成建設

 島根県大田市は、現在地(大田町吉永)で建て替える新大田市立病院建設事業について、年内に実施設計を終え、年明けの工事着手、20年春開院、21年2月の全体開院を目指す。事業推進に当たっては、設計段階から施工者が参画するECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式を採用。現在、発注者、石本建築事務所・イズテックJV(設計者)、大成建設(施工予定者)の3者で実施設計を進めている。
 建設地は大田町吉永428の3の現在地(敷地5万3680平方メートル)。RC造(免震構造)5階塔屋1階建て延べ1万7890平方メートルの新病棟のほか、エネルギー棟(RC造2階建て延べ820平方メートル)、付属棟(軽量S造2階建て延べ500平方メートル)、院内保育所(軽量S造平屋150平方メートル)を建設する。参考概算事業費は85億8000万円。基本設計(見直し)段階での概算事業費は128億円(用地造成4億円、建設工事106億円、医療機器整備18億円)。
 ECI方式は、設計段階から施工者が参画し、実施設計協力事業者(施工予定者)として設計者との協働により、施工者の優れた技術と経験を設計に取り入れる方式。大成建設は、実施設計にVE提案、技術提案を反映させるため、▽設計全般に対する技術検証▽総合施工計画の検討、提案・作成▽工事工程の検討、提案・工程表の作成▽VE提案、技術提案の検討▽コスト管理支援-などを行っている。
 新大田市立病院は、急性期医療を中心とした医療を提供する機関として、また患者数が多く死亡率の高いがん、糖尿病などの疾患、救急医療や周産期医療などを担う自治体病院として、圏域の中心的役割を担っている。住民の安全・安心を確保するためにも引き続き、大田二次医療圏の中核病院としての役割を担うことが求められている。
 しかし、施設の老朽化、狭あい化、機能的でない施設配置などの問題を抱えており、これらを解消し、安全・安心な医療の提供、働きやすい環境を整備するため現在地で建て替える。

(日刊建設工業新聞様より引用)