川崎市/川崎縦貫鉄道計画廃止へ/総合都市交通計画見直し

 川崎市は、15年7月に休止した「川崎縦貫鉄道計画」を廃止する方針だ。現在、中間見直し作業を行っている「川崎市総合都市交通計画」の中で、廃止を前提に今後の方向性を明確化するとしている。横浜市営地下鉄3号線の延伸など他の鉄道ネットワーク形成事業やバスなどの地域公共交通による代替施策の検討などを進める。11月末に改定計画の素案をまとめ、18年3月末の改定を目指す。
 川崎縦貫鉄道は新百合ケ丘~武蔵小杉間を地下で結ぶ計画。導入の前提としていた新技術開発の遅れや、市の財政負担が大きいことなどから15年7月に計画を休止。昨年4月に東京圏の鉄道整備に関する答申をまとめた交通政策審議会(交政審、国土交通相の諮問機関)への提案も見送っていた。
 見直し後の交通機能強化策として、羽田空港や新幹線駅へのアクセス強化とその効果を市内に波及させるための交通網整備などを進める。
 このほか臨海部の広域的幹線道路網整備として川崎縦貫道路i期事業の高速部(大師ジャンクション~国道15号間)整備や同ii期区間(国道15号~東名高速道路間)の早期事業化、国道357号の整備促進、京浜急行大師線の連続立体交差化などを進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)