建築積算協会/人材育成体系モデルが完成/資格取得と企業研修を連動

 日本建築積算協会(吉田倬郎会長)は、建築積算やコスト管理に携わる人材育成に本腰を入れる。協会が認定する建築積算士など三つの資格保有者の育成を目的に、協会と企業が行う教育研修を連動させる「人材育成体系モデル」を作成。業務の経験年数に応じて求められる知識や技術、企業と協会が行う研修事例を示している。資格保有者の自己研さんだけでなく、積算部門に従事する社員の人材育成に役立ててもらう。
 人材育成体系モデルは建築積算士補、建築積算士と建築コスト管理士の資格保有者を対象としている。業務の経験年数を元に、必要な知識や能力を時系列でまとめ、スキルアップにつなげてもらう。協会と企業が実施する研修事例も紹介し、充実した人材育成を効率的に行うことができる。
 同協会は先行してゼネコン版を作成し、その後、設計事務所・コンサル版をまとめている。積算事務所版が完成したことで、積算部門を持つ各業種のモデルが出そろった。
 11日に東京都港区のメルパルク東京で開いた総会でモデルを冊子としてまとめたことを報告。総会後の懇親会で吉田会長は「建築積算やコスト管理という業務が協会内だけでなく、発注者からも理解が得られる」と意義を強調した=写真。今夏から会員、非会員に配布する。部数は5000部を想定している。 

(日刊建設工業新聞様より引用)