建設技術研究所、東京設計事務所/河川・下水道分野で提携へ/相互補完で業務拡大

 建設技術研究所とグループの建設技研インターナショナル(東京都江東区、友永則雄社長)、東京設計事務所(東京都千代田区、亀田宏社長)とグループのTECインターナショナル(同、武智昭社長)の4社は8日、河川、上下水道両分野で業務提携に向けた協議を開始すると発表した。河川分野が得意な建設技術研究所グループと、上下水道分野に強い東京設計事務所グループが国内外で受注や技術開発面で協力。水インフラ分野での業務拡大を目指す。
 両グループは今後、会議体をつくり、具体的な提携内容を早期に固める。
 国内では、頻発するゲリラ豪雨による都市域での浸水被害に対し、中小都市河川と連携した下水道施設の効率的な運用が求められている。建設技術研究所と東京設計事務所は互いの強みを生かし、都市域の水害被害軽減に関連する業務を開拓する。
 海外では、建設技研インターナショナルとTECインターナショナルを含む4社が協力し、開発途上国と新興国を対象に取り組みが広がる水ビジネス(上下水道インフラ整備など)で各国のニーズに合ったサービスをタイムリーに提供し、受注増強と業務拡大を目指す。
 建設技術研究所は、15年4月に策定したグループ中長期ビジョン「CLAVIS2025」で幅広いインフラを対象とする「マルチインフラ企業」、世界に貢献する「グローバル企業」を目指す方針を掲げ、そのための体制整備を加速している。
 15年6月には化学分析などを手掛けるユニチカ環境技術センター(現環境総合リサーチ)を完全子会社化し、15年11月に建築設計事務所の日総建も買収している。東京設計事務所との業務提携によって上下水道分野の底上げを狙う。16年1~12月期の単体受注額のうち、上水道関連業務は1・5億円(全社の0・4%)、下水道関連業務は11・3億円(全社の3・2%)。
 東京設計事務所は、グループ社員数約350人で上下水道を中心に国内外で業務を展開。今回の提携で河川分野などの強化につなげる。

(日刊建設工業新聞様より引用)