徳島市/音楽・芸術ホール建設/候補地3カ所検討、5月下旬に決定

 徳島市の新町西地区再開発事業の白紙撤回に伴い、新たに音楽・芸術ホールの建設地を検討する第2回新ホール建設候補地検討会議(会長・山中英生徳島大教授)が17日、市内のホテルで開かれた。候補地となっている文化センター敷地、徳島駅西側駐車場、旧動物園跡地の3カ所について土地や交通などの条件を基に検討が行われた。同会議は今後2回程度開かれ、遠藤彰良徳島市長に意見書を提出する。市は意見を踏まえ、5月下旬に候補地を決定する方針。
 候補地の検討では、基本的な条件として▽基本理念「市民の芸術文化の創造拠点」にふさわしい施設機能(大ホール・小ホール・創造支援)が配置できる▽23年度開館を目標とした整備スケジュールが実現可能▽費用対効果を踏まえ、財政的に過度の負担とならない計画が可能-の3項目が明示されている。
 施設機能配置の3候補地の状況は、文化センター敷地と徳島駅西側駐車場は「敷地面積や土地の形状により大ホール、小ホールの平面配置には課題があるためレイアウト上の検討が必要」、旧動物園跡地は「大ホールや小ホールを平面配置できるなど、設計の自由度は比較的高い」としている。
 敷地の周辺環境(騒音、振動等)は、文化センター敷地と徳島駅西側駐車場は「鉄道軌道に隣接する敷地で、十分な振動・騒音対策を施す必要がある」、旧動物園跡地は「国道からは一定の距離があり、静穏性は高い。川に隣接しているため津波など災害対策への配慮が必要」としている。
 整備コストは、土地については旧動物園跡地は「すべて市有地で土地の取得コストはかからない」とし、施設関連では文化センター敷地と徳島駅西側駐車場は「期待される全ての機能を整備していくためには、各施設配置に工夫が必要であり整備コストが高くなる可能性がある」などが示されている。
 整備スケジュール案では、本年度は候補地を選定した後、基本構想を策定、18年度に民間活力導入可能性の調査や実施方針の策定など、19年度に事業者を選定、20~22年度で設計と建設工事を行い、23年度にオープンする。

(日刊建設工業新聞様より引用)