愛媛県新居浜市は、総合運動公園構想(案)をまとめた。陸上競技場や総合体育館、野球場などを平尾丘陵地に新たなスポーツ拠点として集約整備する。今後、整備手法や事業スケジュールなどの検討を進めていく。
構想(案)によると、整備の基本方針は市民アンケートやスポーツ推進審議会、各種関係団体の意見を基に▽気軽に便利に利用が可能▽公式戦等の開催が可能▽スポーツを「観る」ことが可能-の3点としている。
具体的な計画では、平尾丘陵地の約35ヘクタールを開発して整備する。施設は、総合体育館(アリーナ、観客席4000人程度、サブアリーナ、トレーニング室、重量挙げ練習場、柔剣道場、室内ジョギングコース)、弓道場(総合体育館に隣接)、陸上競技場(第3種公認、観客席2000席)、野球場(両翼99・058メートル、中堅121・918メートル、観客席8000人程度、外野は芝生席)、ジョギングコース(外周等を活用し3~4キロ)。
事業費は運動施設整備費と用地購入・造成費、外構整備費を合わせた総額で約140億~176億円を見込む。
事業方式については、防災機能を持つ都市公園として位置付け、公的補助金の活用を目指すとともに、PFIなど公民連携事業方式の検討を進めていく。
整備スケジュールは既存施設の運用方針も考慮し、第1期として陸上競技場、第2期として総合体育館、第3期として野球場を整備する方針。