戸田建設/みらい基金助成対象に6件選定/若手技能者採用・育成支援、新規募集も開始

 戸田建設は2月28日、同社の財産拠出で昨年10月に設立した一般財団法人の「戸田みらい基金」(理事長=今井雅則戸田建設社長)で初となる助成対象を選定したと発表した。若手技能者の採用や育成につながる活動を募集し、3団体・3企業に計約600万円を助成する。1日には第2回の募集に加え、女性技能者の継続就労の支援策として、保育料の一部を補助する新たな助成の募集も始める。
 同基金は、建設産業の未来を支える担い手の育成に向けた各種支援事業を通じ、産業全体の発展に貢献することを目的に設立された。同社は初回として4000万円を寄付。毎年2000万~2500万円のペースで寄付していくという。
 第1回の募集には13件の応募があった。申請書類に基づき、審査委員会で活動の具体性や効果、先駆性、活動費用の妥当性の4項目を評価し、2月28日に開かれた理事会で6件の助成対象を決めた。助成金額は5件が上限の100万円。
 同基金の事務局長を務める能登谷英俊戸田建設建築本部コスト管理センター建築購買2部部長は「設立から募集までの期間は短かったが、問い合わせも多く、良いスタートを切れた」と手応えを話す。今後、6件の活動を継続的にフォローアップするとともに、10月に各活動の報告会も予定している。
 1日に募集を開始する第1回「女性技能者の継続就労に係る助成」は、認可外保育施設の費用(保育料)の補助として、子ども(0~6歳)1人当たり月額2万円を助成する。初回は10人程度で、女性の活躍を後押しする取り組みに積極的な専門工事業団体に推薦してもらう。募集期間は31日まで。募集要項の詳細は同基金のホームページ(http://www.toda-mirai.or.jp/)に掲載している。
 11月をめどに、第3回の若手技能者助成と第1回「外国人技能実習生の受け入れに係る助成」の募集を開始する。外国人技能実習生の助成は、専門工事会社に初年度の受け入れ費用や現地施設費用、来日渡航費用などを助成する計画だ。
 第1回「若手技能者の採用や育成に資する活動に対する助成」の対象は次の通り。会社名(所在地)=活動テーマ)。
 ▽職人育成塾(香川県)=職人育成塾の運営、それを通じた地域との連携、業界への啓発活動
 ▽竹延(大阪府)=若手技能者の採用・育成・資格取得に向けた建設職人育成施設の運営
 ▽日高地域人材開発センター運営協会(北海道)=日高管内の建設業を対象にした土木技術者養成研修
 ▽平岩塗装(東京都)=高校卒業生徒の採用・育成に向けた活動(職業訓練校への通学、外部セミナーへの参加など)
 ▽東和(埼玉県)=若年技能者の育成と定着を目的とする研修プログラム(自社OJT、職業訓練施設の利用)
 ▽日本建設躯体工事業団体連合会(東京都)=公的資格「日本建設躯体コンクリート打設検定」の創出、土工の賃金と地位の向上。

(日刊建設工業新聞様より引用)