戸田建設/本社でブラインドサッカー活用の研修実施/管理職参加、対話の重要性学ぶ

 無意識の偏見をなくして-。戸田建設は30日、東京都中央区の本社でアイマスクを着けて音の出るボールでプレーする「ブラインドサッカー」を活用したコミュニケーション研修を管理職層を対象に実施した。今井雅則社長をはじめ、役職員合わせて全国から約50人が参加。視覚を遮られ、声を出さざるを得ない状況を体験することで、無意識の偏見に気付かせると同時に、コミュニケーションの重要性を学んでもらった。
 今回の研修は、15年から行っているダイバーシティー(人材の多様性)推進フォーラムの一環。「女性だから」「新人だから」といった上司の無意識の偏見が部下の育成や活躍を阻害している可能性があるとして、これを解消するために企画した。日本ブラインドサッカー協会から講師を招いた。
 参加者らはまず、手をたたいたり、名前を呼んだりしてアイマスクを付けた人を誘導する訓練を実施。2人1組の準備体操では、一方がアイマスクを付け、付けていない人が自分の動きを指示して同じ動作を行った。全員がアイマスクを付けた状態で声を頼りに目的のグループを編成するなどの課題に挑戦した後、ボールワークに取り組んだ。
 参加者の多くが、子育てなど部下の私生活やキャリア育成に理解のある上司「イクボス」の認定を受けた人で、「自分で声を出すだけでなく、声を聞くことも大事」「思いやりにはいろいろな仕方がある」などの感想が聞かれた。
 今井社長は「相手に説明することの難しさを改めて実感した。各部署に戻り、伝達してほしい。最終的には、多様な人が活躍できる会社にしていきたい」と話している。

(日刊建設工業新聞様より引用)