文化シヤッター/ライフイン環境防災研究所(栃木県小山市)が稼働/性能試験設備拡充

 文化シヤッターは、製品開発で試験・評価を行う栃木県小山市の試験施設を増築し、「ライフイン環境防災研究所」として25日に稼働を開始した。基幹工場である小山工場の隣接地にある試験場に新棟を整備し、製品開発時に耐震性や断熱性、止水性などを評価する7種類の試験設備を新たに導入。シャッターやドアの開発・製造を行う小山工場と連携し、性能試験を自前で行う体制を強化した。
 既存の研究所(小山市上石塚644の1)は2008年に完成。同社にとって全国で唯一の性能試験拠点として、製品開発時の性能評価を担ってきた。
 今回、既存棟を増築して試験設備を拡充し、これまで外注していた性能試験の多くを自前で行えるようにした。これにより、「製品開発の期間を短縮できるようになったほか、性能試験のデータやノウハウをより多く社内に蓄積できるようになった」(嶋村悦典取締役上席執行役員)という。
 増築棟には、開発段階製品の遮音性や断熱性・結露防止性、豪雨時の止水性、耐荷重性、耐震性などを評価するための設備を設置した。
 これらの設備のうち、耐震試験装置は、首都直下地震や南海トラフ地震など将来の発生が予測される大地震の揺れを再現し、耐震性能の高い製品を望む声に応える。
 止水試験施設は幅8・5メートル、奥行き11メートル、高さ0・5メートルの屋内水槽に水をため、ドアやシャッターの止水性能を検査。台風やゲリラ豪雨などで降雨量が増える中、より高い防水・止水性能を持つ製品の展開を強化する。
 ライフイン環境防災研究所の施設規模はS造2階建て総延べ6939平方メートル。このうち今回完成した増築棟の規模はS造2階建て2702平方メートル。増築棟への投資額は約15億円。設計・施工は西松建設が担当した。

(日刊建設工業新聞様より引用)