文化庁/芸術選奨新人賞に建築家・田根剛氏選定/3月14日に贈呈式

 文化庁は8日、芸術分野で優れた業績を上げた人に贈る16年度芸術選奨を発表し、美術部門の文部科学大臣新人賞に建築家の田根剛氏を選んだ。田根氏は06年にエストニア国立博物館の設計競技で最優秀賞を獲得し、16年に完成した建物によって国際的な注目を集めた。贈呈式は14日に東京都内で行われる。
 1979年東京生まれ。パリを拠点に活動し、DGTの共同主宰を経て、17年にATELIER TSUYOSHI TANE ARCHITECTSを設立した。フランス文化庁新進建築家賞、ミラノ・デザイン・アワード2部門、AFEX2016大賞、フランス建築アカデミー新人賞ほか受賞歴も多い。
 芸術選奨の審査会はエストニア国立博物館について、「ソビエト連邦時代の負の遺産である軍用滑走路をそのままモチーフに取り込んだ建築はシャープでインパクトのある造形により、『過去の記憶の継承』だけでなく、エストニアの『未来への飛翔(ひしょう)』を予感させる優れたもの」と評価した。

(日刊建設工業新聞様より引用)