新日本空調/ミストで気流を可視化/噴霧装置開発、医療現場・製薬工場向け提案

 新日本空調は20日、医療現場や製薬工場など清浄な環境で気流を可視化できる多量噴霧型気流可視化用純水ミスト発生器「plus FOG(プラスフォグ)」」=写真=を開発したと発表した。大量のミストを複数箇所から長時間噴霧できる装置で、広範囲にわたって気流が可視化できるほか、風洞実験など高速気流の「見える化」を実現した。12月に市場投入し、年間10台の販売を目指す。
 プラスフォグは、箱形の装置で大量のミストを3時間連続して噴霧できる。本体に噴霧用のホースが3本備え付けられており、そこから発生させたミストで、同時に3カ所の気流を可視化でき、広範囲にわたって調査や実験が行える。
 本体は、環境を衛生的に保つ必要がある医療現場などでの使用を想定して設計。カビなどによるタンク内の汚染を防ぐために、タンクとミスト発生機構部を分割式にし、タンク内は常に清潔に保てるよう、手洗いできる構造にした。
 同社は、これまで微粒子の可視化が可能な技術を「ViEST(ヴィエスト)」と名付けてシリーズ製品を展開。インフルエンザウイルスと同じ0・1マイクロメートルほどの大きさの微粒子を可視化できるシステムとして提供しており、プラスフォグは同シリーズのラインアップに加わる。
 ヴィエストシリーズとして、小型・軽量の充電式純水ミスト発生器「plus TRACER(プラス トレーサ)」と、気流映像を読み込み、簡単に気流を表示できる簡易ベクトル計測ソフトウエア「plus PIV(プラス ピーアイブイ)」を開発し、市場投入してきた。今後も同シリーズのラインアップを拡充していく考えだ。
 24~28日に千葉市美浜区の幕張メッセで開かれる「国際プラスチックフェア」でプラスフォグを実演展示し、幅広くPRしていく。

(日刊建設工業新聞様より引用)