日建連中部/3県で一斉パト実施/12現場の安全を点検

 日本建設業連合会(日建連)中部支部は21日、17年度後期一斉パトロールを実施した。ベテラン点検員37人が12班に分かれ愛知、岐阜、三重3県内の会員会社施工現場を訪れ、安全管理状況を確認、災害防止対策の徹底を呼び掛けた。
 名古屋市中区の愛知建設業会館で行われた出発式では、三好了愛知労働局労働基準部安全課長が訓示し「増加している墜落・転落災害の防止を最重点に指導してもらいたい」と要請。伊藤裕之同支部安全・環境委員長は「安全管理の不備や不安全行動があったら、その場で注意してほしい」と話した。
 この後、各班が土木8、建築4現場のパトロールに向かった。
 このうち、名古屋市中川区で進んでいる名古屋第二環状自動車道名古屋西ジャンクション(JCT)Cランプ橋他7橋(下部工)工事(施工=五洋建設、西川昌平所長)の現場には、三好課長と3人の点検員が訪れた。発注者の中日本高速道路会社からも担当者が同行し、安全対策を入念にチェックした=写真。
 工事場所は、20年度開通予定の名古屋西JCT~飛島JCT間約12・2キロの最北端部。総延長1258メートルの区間に本線、JCT、インターチェンジの橋台2基、橋脚45基を新設するとともに、既設橋脚5基の耐震補強も行う。14年5月に着工、19年11月完成を目指しており、現在の進ちょく率は約75%。
 自動車専用部の両側を走る国道302号を切り回ししながらの難工事だが、同社は「基本ルールの徹底と確認の励行」を安全スローガンに掲げ、重大災害ゼロを継続中。
 点検後の講評で三好課長は「KY活動や安全設備に工夫が凝らされている。この状態を完成まで継続してもらいたい」と評価。鈴木孝明班長ら点検員も「注意喚起の表示が分かりやすく、参考になった」「公衆災害も含め、安全対策が行き届いている」と話し、「これからの季節は風が強くなる。飛来・落下には引き続き細心の注意を」と要請した。

(日刊建設工業新聞様より引用)