日建連意見交換会・中国地区/工程共有、全工事で実施/PCa普及へ規格・仕様統一を

 日本建設業連合会(日建連)と国土交通省中国地方整備局など中国地区の公共発注機関との意見交換会が1日、広島市内で開かれ、生産性向上をめぐり活発な議論が交わされた。中国整備局は、現場の工程を左右する作業の時期などの「クリティカルパス」を含む工程を共有する措置を全工事で実施する考えを表明。小原好一日建連土木本部副本部長は対応に謝意を示した上で、工程をさらに意識する工期設定などを求めた。
 中国整備局は、クリティカルパスを変更する事態が生じた場合に工事工程表を共有し、受注者の責任ではない理由で工期延長の可能性が出る際に受発注者が協議することを特記仕様書に明記する。工程管理の実績に応じた工事成績の加点評価に意欲も見せた。小原副本部長は工程の共同管理を求めつつ、「(国交省の)『工期設定支援システム』に工程表をさらに絡められないか」と指摘し、現場の実際の工程に基づく工期算出を要請した。
 プレキャスト(PCa)工法の普及・拡大も議論。日建連の土屋幸三郎公共積算委員長は、省力化や工期短縮をメリットに挙げ、「ライフサイクルコストの比較検討に加え、早期供用の経済効果まで考慮されれば導入が進む」と比較検討の材料を積極的に提供する考えを表明。宮本洋一土木本部長と小原副本部長は、発注機関ごとに異なる規格や仕様の統一など採用コストの低減策を受発注者で検討することの重要性を重ねて強調した。丸山隆英中国整備局長は「健全な議論ができた。知恵を頂きたい」と総括し、前向きに対応する姿勢を見せた。
 意見交換会の出席者は次の通り。
 【日本建設業連合会】宮本洋一副会長(土木本部長、鉄道建設本部長、復旧・復興対策特別委員長)▽清水琢三副会長(土木本部副本部長、災害対策委員長)▽竹中康一理事(土木本部副本部長、安全対策本部長)▽小原好一理事(土木本部副本部長、生産性向上推進本部長、会計・税制委員長)▽生亀孝志専務理事▽錢高久善理事▽伊藤寛治理事(安全委員長)▽木村昌司常務理事▽茅野正恭公共工事委員長▽台和彦公共契約委員長▽土屋幸三郎公共積算委員長▽岡本正インフラ再生委員長▽児玉雅人建築制度委員会積算部会委員▽福富正人土木運営会議委員▽小寺健司土木運営会議委員▽澤井清土木運営会議委員▽吉田秀貴土木運営会議委員▽菊池眞土木運営会議委員▽寺田光宏土木運営会議委員▽濱邉修一土木運営会議委員▽一色眞人土木運営会議委員▽山下文章土木運営会議委員代理▽木村普中国支部長▽福留信也中国支部副支部長▽鹿島裕一中国支部副支部長▽池上隆三中国支部副支部長▽大下哲則中国支部副支部長
 【国土交通省中国地方整備局】丸山隆英局長▽川嶋直樹副局長▽瀬良智機副局長▽吉田敏晴企画部長▽笠谷雅也建政部長▽若林伸幸河川部長▽佐々木政彦道路部長▽鈴木徹港湾空港部長▽板橋薫営繕部長▽藤原光雄技術調整管理官▽井上和久技術開発調整官▽宮田亮港湾空港企画官▽谷口清文事業計画官▽中田修営繕品質管理官▽貞任俊典技術管理課長▽山田晋吾技術管理課課長補佐
 【自治体など】丸毛裕治鳥取県県土整備部次長▽真田晃宏島根県土木部次長▽西本靖岡山県土木部技術総括監▽宮本通孝広島県土木建築局建設企画部長▽北山忍広島県土木建築局技術企画課技術管理担当監▽篠原英道山口県土木建築部審議監▽飛渡一敏山口県土木建築部技術管理課技術指導班長▽大杉誠岡山市都市整備局長▽板野正博岡山市財政局監理検査課課長補佐▽山地正宏広島市都市整備局長▽木村眞治広島市都市整備局技術管理課長▽石岡輝久広島高速道路公社理事長▽和田昌也広島高速道路公社理事▽京極靖司西日本高速道路中国支社副支社長兼建設・改築事業部長▽正野繁生西日本高速道路中国支社建設改築事業部技術管理担当課長。

(日刊建設工業新聞様より引用)