日建連/新執行体制内定/次期会長に山内隆司氏、建築本部長は押味至一氏

 日本建設業連合会(日建連)は23日の理事会で、4月の任期満了による役員改選に伴う新執行体制を内定した。中村満義会長(鹿島代表取締役会長)が退任し、後任に山内隆司副会長建築本部長(大成建設代表取締役会長)が就任。建築本部長には押味至一副会長(鹿島社長)が就き、宮本洋一副会長土木本部長(清水建設代表取締役会長)は続投する。4月28日の定時総会・理事会で正式決定する。
 中村氏は、日本建設業団体連合会(旧日建連)、日本土木工業協会(土工協)、建築業協会(BCS)の3団体が11年4月に合併して発足した日建連の初代会長を務めた野村哲也氏(故人)の後を継ぎ、13年4月に副会長から会長に就任。東日本大震災の復旧・復興や技能者の処遇改善、建設産業の魅力の向上などで団体活動をけん引してきた。
 理事会後の記者会見で中村氏は「(合併で)土木、建築の壁が低くなり、求心力、情報発信力が高まる中で会長をやらせていただき幸せだった。災害にも土木、建築がひと塊になって対応でき、日建連のパワーを感じた」と振り返った。
 山内氏はBCS会長として合併に臨み、中村氏と共に副会長として野村初代会長を支え、現体制では建築本部長として技能者の処遇改善や適正な契約活動、建設キャリアアップシステムの構築などに取り組んだ。
 山内氏は「建設業の『長期ビジョン』をまとめられた功績に感謝申し上げる」と中村会長に謝意を表明。その上で、働き方改革やインフラ輸出、2020年東京五輪への対応に意欲を示し、「インフラ輸出には海外建設協会と一体となって取り組む。世界からお客さまを迎える五輪が盛大に成功裏に終われるようにしたい」と決意を述べた。建築本部長に就く押味副会長の手腕にも期待を寄せ、「すべて引き継ぐ。団体としても新しい人へのバトンタッチが必要だ」と述べた。
 続投する宮本氏は「(建築畑出身で)戸惑いもあったが、皆さんに支えられやってこられた。生産性向上は処遇改善、働き方改革につながる。より力を入れたい」と抱負を述べた。
 【次期会長】
 山内 隆司氏(やまうち・たかし)1969年東大工学部建築学科卒、大成建設入社。07年社長、15年代表取締役会長。岡山県出身、70歳
 【次期建築本部長】
 押味 至一氏(おしみ・よしかず)1974年東工大工学部建築学科卒、鹿島入社。15年社長。15年6月から日建連副会長。神奈川県出身、68歳。

(日刊建設工業新聞様より引用)