日本マルチメディア・エクイップメント/7月12日・14日に都内でAI活用セミナー

 ◇天候分析や入札失格ライン予測など
 建設業の人工知能(AI)活用に関するセミナーが来週、東京都内で開かれる。天候に左右される工事工程の分析や、公開データから入札失格ラインを予測するなど、建設産業の現場で働く技術者や営業担当者の興味を引くテーマを並べる。AIに関する基本理論やプログラミングに特化したセミナーが多い中、実務に即した形で業界特有の課題解決につながる活用方法を指南する。
 12、14日に御茶ノ水トライエッジカンファレンス(東京都千代田区)で開催されるセミナーの主催者は、IoT(モノのインターネット)やビッグデータなど、ICT(情報通信技術)を駆使して建設産業の変化に対応した支援サービスに取り組む日本マルチメディア・エクイップメント(東京都千代田区、高田守康社長)。
 「これまでベテランの経験則を頼りにしてきた天候予測、降水量予測、入札価格の判断などでのAI活用の可能性を紹介することにした」(高田社長)という。
 講師は、技術士や1級建築士の資格を持ち、複雑系科学のフラクタル理論などにも詳しい公害技術センターの和田尚之環境開発センター長が務める。まず基礎編としてAIの仕組みを説明した上で、応用編として各種モデルケースに対応したAI活用の可能性を紹介する。
 このうち、天候によって生産性が大きく左右される屋外の工事については、計画立案の判断材料を、刻々と変わる曖昧な混在データから予測。現場代理人などの経験によるこれまでの施工判断が、AIによってカバーできるようになることを説明する。
 公共工事の入札失格ラインとなる最低制限価格については、過去の入札経過調書など公開されているデータを基にして算出する方法を用い、AIで実際の落札価格を予測することができることも紹介する。
 そのほか、物販店舗データから新規・改良計画の売り上げや店舗構成要素を多角的に予測するなど、テナント誘致戦略予測もモデルケースの一つとして盛り込んでいる。
 受講申し込みは専用サイト(http://www.jmenet.com/seminar2017ai/)で受け付けている。

(日刊建設工業新聞様より引用)