東京・練馬区/練馬光が丘病院移転改築/整備・運営は地域医療振興協会に

 東京・練馬区は、区が土地・建物を所有する「練馬光が丘病院」の移転改築事業で、新病院の整備・運営を現病院を運営している地域医療振興協会(東京都千代田区、高久史麿会長)に任せる方針を固めた。区と同協会は病院の体制強化と老朽化が進む施設の改築に向け、事業手法や建て替えスケジュールなどを検討してきた。同協会は12月ごろにも基本・実施設計の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを開始。18年3月ごろに設計業務に着手する。事業費の半分は区が補助する見通しだ。
 区の職員や区民、医療・福祉・学識経験者らで組織する「練馬光が丘病院改築に係る基本構想策定懇談会」がまとめた最終提言によると、新病院は19年3月に閉校する光が丘第四中学校の跡地(区有地、光が丘2の5の1、敷地面積1・5ヘクタール)を活用して整備する。既存施設は解体して更地にし、土地は同協会に無償で貸し出す。
 建物は7階建て延べ約3万6000平方メートルの規模。急性期医療、回復期リハビリテーション、地域包括ケアなどの機能が入り、450床を確保する。140台収容の駐車場も配置。整備費は185億~187億円を見込む。
 区はこれらを基に12月には事業の詳細を盛り込んだ基本構想素案をまとめる。18年3月の基本構想成案化後、区と同協会は事業推進に向けた協定を結ぶ。事業を円滑に進めるため、設計業務の発注手続きについては同協会が先行して進める。基本構想策定支援業務は野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー(東京都千代田区)が担当している。
 15年には同懇談会が第四中に隣接する旧光が丘第七小学校跡地(光が丘2の6の1、敷地面積1・2ヘクタール)への移転改築が適当とする提言を示し、区も了承していた。しかし、救急車両のアクセス性の悪さや隣接する都営住宅に圧迫感を与えるなどの懸念から、建設候補地や事業手法を再検討していた。
 現病院の所在地は光が丘2の11の1。建物は地下1階地上7階建て延べ1万7394平方メートル(342床)の規模。1986年に完成した。

(日刊建設工業新聞様より引用)