東京都建設局/城北中央公園地下調節池整備/18年3月の本体契約めざす

 東京都建設局は、練馬区~板橋区内を流れる石神井川の治水対策として、両区境にある都立城北中央公園直下に貯留量25万立方メートルの地下調節池を新規整備する。整備効果の早期発現のため、事業は1期と2期に分けて進める計画とし、1期分の本体建設工事の契約締結を18年3月ごろに行う方向で発注手続きの検討・調整に入った。24年度末までの1期事業完了を目指す。
 計画地は城北中央公園がある練馬区羽沢3~板橋区小茂根5(敷地面積2ヘクタール)。敷地南側には都立大山高校が隣接している。
 都の石神井川河川整備計画の一環として、豪雨で増水した石神井川の水を転流させ、一時的に貯留しておく地下箱式の調節池(深さ30メートル)を新たに築造する。雨量が1時間当たり75ミリの降雨に対応可能な機能を確保し、周辺地域の浸水リスクを軽減する。
 昨年の近隣住民向けの事業説明会で都は、計画地内に残存している家屋の基礎撤去を1~3月、公園の街灯撤去、樹木移植などを10月ごろからそれぞれ行う準備工事の工程を示していた。24年度末までの1期事業で計25万立方メートルの地下調節池を部分完成させ、25年度以降の2期事業で残りを仕上げる。
 都によると現在本体工事の詳細設計を詰めている段階で、両期の施工区分はまだ確定していないが、1期分の概算事業費は140億円を見込んでいる。
 都は、中小河川が流れる都内各地の治水対策で調節池整備に力を入れている。神奈川県境を流れる境川中流部では1時間当たり65ミリの降雨に備え、町田市内に▽境川金森▽境川木曽東-の二つの調節池を整備する計画がある。
 境川金森調節地は同市金森にある西田スポーツ広場の地下に設ける。深さ20メートル、長さ190メートル、幅90メートルの施設規模とする計画で、15万1000立方メートルの貯留量を確保する。総事業費は150億円。17年度に本体工事を発注し、22年度中の本体完成を目指す。22~24年度の3カ年で残りの越流堤、管理棟、機械・電気設備の整備を終える。
 境川木曽東調節地(容量4万9000立方メートル)は、同市木曽東の境川クリーンセンターの敷地に整備する。完成時期は検討中だが17年度の準備工着手に向け、現在調整を進めている。本体着手は18年度以降になる見通しだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)