東京都/豊洲市場追加対策工事3件/2件が入札不調、1件は鹿島に

 東京都が入札契約手続きを進めている豊洲新中央卸売市場(江東区)の追加対策工事の一部がまた不調に終わった。13日に開札した3件のうち2件が、参加者の辞退や応札額の予定価格超過のため取りやめとなった。3件はいずれも、1回目の入札が必要な参加申請者数を満たさずに手続き中止となった再公告案件。都は、不調に終わった2件の再々発注を検討する。
 都財務局は13日、▽29豊洲市場5街区地下ピット床面等追加対策工事(その2)▽同6街区地下ピット床面等追加対策工事(その2)▽同6街区地下ピット換気設備等追加対策工事(その2)-の3件の希望制指名競争入札を開札。5街区地下ピット床面等追加対策工事を3億9200万円で鹿島が落札した以外は、いずれも不調となった。
 都と市場関係者は、築地市場(中央区)の豊洲移転を18年10月中に行う方向で調整中。移転準備期間などを考慮すると、追加工事は実際の移転時期より早めに終える必要がある。
 都は、豊洲市場の安全性を高める追加対策工事など計9件(地下水管理システムの機能強化工事を含む)を来年7月末までにすべて完了させる方針だが、参加者の不足や入札不調により、現時点で落札者が決定したのは今回を含め2件にとどまっている。参加申請の受け付けから入・開札までをやり直す再公告・再々公告案件は、当初の想定より工期が後ろ倒しになるため、都の発注部局は企業の応札状況に神経をとがらせている。
 豊洲市場の追加対策工事など計9件の入札手続き・受注状況は次の通り。(その2は再公告、その3は再々公告案件)
 【落札決定済み】
 ▽7街区地下ピット換気設備等追加対策工事▽5街区地下ピット床面等追加対策工事(その2)
 【入札不調(再公告・再々公告検討中)】
 ▽5街区地下水管理システム機能強化対策工事▽6街区地下水管理システム機能強化対策工事▽7街区地下水管理システム機能強化対策工事▽6街区地下ピット床面等追加対策工事(その2)▽6街区地下ピット換気設備等追加対策工事(その2)
 【入札手続き中】
 ▽7街区地下ピット床面等追加対策工事(その3)▽5街区地下ピット換気設備等追加対策工事(その2)。

(日刊建設工業新聞様より引用)