東北整備局/16年度NETIS登録技術活用率、43・4%に/4年ぶり4割超

 東北地方整備局の16年度発注工事(総件数1051件)のうち、新技術情報提供システム(NETIS)登録技術を活用した工事は456件で、活用率は43・4%と4年ぶりに4割を超えたことが分かった。国土交通省が掲げている活用率30%の目標値を07年度から10年連続で達成した。上位20位ではICT(情報通信技術)やCALS(公共事業支援統合情報システム)関連が7技術を占め、前年度より3技術増えた。
 東北管内の15年度の実績は総件数1247件に対し登録技術活用件数は491件(活用率39・4%)で14年度(39・9%)と同水準だったが、16年度はICTやCALS関連が多く活用されるようになり、4ポイント上昇した。施工者希望型が全体の88・8%と大部分を占めた。残りが発注者指定による新技術の採用となった。
 国交省の直轄工事に使われた割合の全国平均は、12年度が39・0%、13年度が41・4%、14年度が45・8%と上昇してきたが、15年度は44・5%、16年度は44・3%と横ばいが続いており、東北管内は全国平均に近づいた。新技術を活用した456件では1299技術が採用され、1工事当たりの平均は2・8技術に達した。
 16年度に東北管内で最も多く活用された新技術は前年度と同じく「法面2号ユニバーサルユニット自在階段」(仮設工)で合計38件に採用された。ユニット型昇降設備で3年連続の1位となった。2位はぬれた路面でも使える簡易式体感マット「ピタリング」(道路維持修繕工)で23件に採用された。ICTとCALS関連技術では建設機械制御システム「3次元マシンコントロールシステム3D-MC」が3位に入るなど、上位10位のうち5技術を占めた。ICT関連の割合も15年度の6・8%から10・8%に増えた。
 16年度新技術活用ランキングで1~10位のNETIS登録技術は次の通り。順位(活用件数)=技術名(工種)。
 〈1〉(38)=法面2号ユニバーサルユニット自在階段(仮設工)
 〈2〉(23)=ピタリング(簡易式体感マット)(道路維持修繕工)
 〈3〉(21)=間伐材を利用した木製掲示板(製造時と植林システムによるCO2削減)(仮設工)
 〈3〉(21)=カプセルプリズム型高輝度路上工事用標示板(工事看板)(仮設工)
 〈3〉(21)=3次元マシンコントロールシステム3D-MC(土工)
 〈6〉(19)=工事トータルソリューション&企業総合力強化システム「オルフェウス」(その他)
 〈7〉(18)=土木標準積算データを利用した施工管理システム「デキスパート」(CALS関連技術)
 〈8〉(16)=3次元設計データを用いた計測および誘導システム(調査試験)
 〈8〉(16)=TS・RTK-GPSによる転圧管理システム(GPRoller)(土工)
 〈10〉(14)=EX-TREND武蔵 建設CAD(CALS関連技術)
 〈10〉(14)=洗い出し不要打ち継ぎ処理剤「ジョインテックスCT-400」(コンクリート工)。

(日刊建設工業新聞様より引用)