東急電鉄/渋谷駅近くの2大プロ、施設名称が決定/渋谷ストリームと渋谷キャストに

 東京急行電鉄は24日、東京・渋谷駅の近接地で建設を進めている二つの大規模開発プロジェクトの施設名称を発表した。駅南側の東横線の旧線路跡地を中心とした一帯(渋谷区渋谷3の21ほか)を開発する「渋谷駅南街区プロジェクト」は「渋谷ストリーム」、都営宮下町アパート跡地(渋谷1の23の2)を借り受けて開発する「渋谷宮下町計画」は「渋谷キャスト」にそれぞれ決定した。
 同社を含めた8者が事業主体の渋谷ストリームは、高さ約180メートルの超高層ビルをはじめとする複数棟で構成。総延べ床面積は約11万6700平方メートル。超高層ビルには1~3階に商業施設、9~13階に東急ホテルズが運営するホテル(約180室)、14~35階にオフィスを配置する。低中層階にはクリエーティブコンテンツ産業の人材育成・交流を促すインキュベーションオフィス、渋谷エリア最大級のカンファレンス施設も入れる。
 ビルの設計は東急設計コンサルタント、施工は東急建設・大林組JVが担当。18年夏の完成、同年秋の開業を目指している。デザインアーキテクトは小嶋一浩+赤松佳珠子/シーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)が務める。
 同社が大成建設、サッポロ不動産開発、東急建設と共同出資した特別目的会社「渋谷宮下町リアルティ」が事業主体の渋谷キャストは、地下2階地上16階建て延べ約3万5000平方メートルの規模。1、2階にシェアオフィスや店舗、3~12階にオフィス、それ以上は共同住宅を配置する。共同住宅は13階を共用スペースが充実したコレクティブハウス、14階を渋谷エリア初のサービスアパートメント、15、16階を賃貸住宅とする。
 ビルの設計は日本設計・大成建設JV、施工は大成建設・東急建設JVが担当し、17年春の完成・開業を目指している。
 いずれのプロジェクトも一般的なオフィスに加え、ベンチャー企業やクリエーターなどの支援施設を併設する。渋谷ストリームは法人、渋谷キャストは個人の利用を想定して施設計画を練り上げた。クリエーティブ系の産業に特化した機能を盛り込むことで、渋谷エリア全体の求心力の強化に取り組む考えだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)